「これからの時代に求められる教育」の説明図



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 ○ 自分のよさや可能性を認識
 ○ あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え
 ○ 豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となる
 これは「これからの時代に求められる教育」を記述したものです。文字を読んで実感として理解することが難しいですが、これを図に示すとぐっとわかりやすくなりました。 どうぞご覧ください。


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 これから上記でダウンロードできるパワーポイントファイルの画面を解説していきます。
 まず、「これからの時代に求められる教育」の文言です。如何ですか。これから幼小中高の学校教育としてどのような教育が行なわれるか実感として浮かびましたでしょうか。
 何度も読み返したり文を区切って読んだりと工夫するとやっと見えてきます。その見えたものをどのようにしたら皆さんに伝えることができるかを考えて、図にすることを思いつきました。


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 これは一続きの文章ですが、まず3つの部分に分けて見ました。最初が“個人”、次が“自分と他者”、最後が“得る力”ということがわかります。
 次から、文節を示しながら、その文節を“図”で表していきます。


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 まず「自分のよさや可能性を認識」です。ひとりの人を描きました。自分のよさや可能性を認識する子供ですから、その子供を取り巻く環境がそのような状況にあるか が問われるところです。

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 次は「あらゆる他者を価値のある存在として尊重し」です。人の周りにたくさんの人を描きました。“あらゆる他者”ですから、それを色々な色で表しました。
 “あらゆる他者”ですから家族・級友・先生・地域の皆さんなど、学習指導要領前文最後には「・・・・教職員をはじめとする学校関係者はもとより、家族や地域の人々 も含め、様々な立場から児童(生徒)や学校に関わる全ての大人に期待される役割」とも記述されています。
 学習する場に“あらゆる人々がいる”ということです。

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 次は「多様な人々と協働しながら」です。みんなで飛び跳ねている図を描きました。“協働する姿”です。
 学習の中で“あらゆる人々と一緒に協働する”ということです。つまり“地域学校協働活動(地域の皆さんと学校が一緒に活動)”が行なわれます。
この活動の中で、子供たちは自分一人では得ることのできないたくさんの学びをすることでしょう。人と人の“つながり”もその一つです。 また、ある人とつながることで、人生が変わるほどの影響を受けることも考えられます。

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 次は「様々な社会的変化を乗り越え」です。みんなで山を乗り越える図を描きました。
 学習の中で、それぞれの地域の“社会的変化”(科学技術の発展・気候温暖化・少子高齢化・人口減少・AIの普及により労働環境や生活環境の変化・地域教育力の低下・・・・etc) を教材として、研究的に学んで“乗り越える”学習をします。
 こどもの身の回りには、もっと身近な超えるべき課題がたくさんありますから、それを教材とすれば、実際の体験として“協働して乗り越える”学びも考えられます。

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 次は「豊かな人生を切り拓き」です。個人が輝いている姿を描きました。ひとりが輝いていますが、子供の一人一人が輝いているということです。“生きる力” を身に付けた姿と考えてもいいと思います。
 これまでの“生きる力”とこれからの学校教育で身に付く“生きる力”の違いが大切なところではないかと思います。

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 次は「持続可能な社会の創り手となる」です。人々が輝いている、つまり社会が輝いている図を描きました。
 “社会の創り手となる”ということは、学校教育の中で社会的変化を乗り越える体験学習をすることで身に付く力です。学校を卒業してから、 大人として生きていく中で、地域のことを考え、社会的変化を地域の皆さんと協働して乗り越える力として発揮されます。
 持続可能な社会の実現は一朝一夕になされるものではありません。この教育が推進され、学校で学んだ園児児童生徒が社会人となり、社会の創り手として生きていく中で 、しだいと輝き始めて長い時間をかけて実現されるものです。

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 これまで描いたものを一連の図として並べてみました。
 これが「これからの時代に求められる教育」です。幼・小・中・高の学習指導要領に記述されたということは、これらの校種でこの教育が全国展開で 行なわれるということです。

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 次に、学習指導要領前文には「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る」という記述があります。
 この一連の図の赤のアンダーラインで示したところが“よりよい学校教育を通して”という部分です。

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 青のアンダーラインで示したところが“よりよい社会を創る”という部分です。

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 「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る」という意味がこのことによりわかります。
 “この理念を学校と社会が共有する”ということは、学校関係者だけでなく地域の皆さんにも知ってほしいということです。
 これからの学校教育は、先生だけではなく子どもの周りに様々な人々がいて、その人々と協働して学習していきます。これから訪れる未知の社会的変化を 協働することによって乗り越えるのです。そして人生を切り拓く力と社会の創り手としての力を身に付けます。
更に10年20年・・・・と生きていく中で、持続可能な社会を自らの手で創っていくことになります。
 ですから、この教育には“多様な人々に学校教育に参画してもらうことが不可欠です。まず、広く地域の皆さんに対して説明会をして「この地域の 子どもたちを育てる学校教育には皆さんの力が必要です。子ども自身の豊かな人生を切り拓だけでなく、この地域の将来を考え地域づくりに取り組む子どもが育ちます。 力を貸してください。」と理解してもらう必要があります。そして、賛同した皆さんとともに学校教育が行われることになります。
 学校は、これを具体的な教育課程として計画する準備が必要です。それを前文では「社会に開かれた教育課程」として記述されています。



    「これからの時代に求められる教育」


 ○ 自分のよさや可能性を認識
 ○ あらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え
 ○ 豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となる


 この記述を見ていると“主体的、会話的で深い学び”が頭に浮かんできました。そうです。最初の○が“主体的”次の○が“会話的”この会話的という部分は答申 の前の論点整理のところでは“協働的”という記述のところもありました。そして最後の○が“深い学び”ということではないでしょうか。
 
 「“主体的、会話的で深い学び”は授業改善の視点です。」ということですから、自分の授業を振り返って《主体的・・自ら進んで学習に取組んでいるか!、 会話的・・会話・読書・協働を通して、様々な人々の考えを手掛かりに自己の考えを広げ深めることができたか!、深い学び・・より深い理解・考えを形成・問題を 見出し解決策を考える・創造するなど》を確認することで、“これからの時代に求められる教育”が実践されていることになります。
 授業だけでなく、自校の教育についても、主体的か!対話的か!深い学びがあるか!を改善の視点として活かすことで“これからの時代に求められる教育” に向かった実践がなされることになります。




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